ソール・ライター展に行ってきた
ソール・ライター展@Bunkamura ザ・ミュージアム
http://www.bunkamura.co.jp/museum/exhibition/17_saulleiter/
-----神秘的なことはなじみ深いところで起きると思っている。なにも世界の裏側まで行く必要はない。
-----写真を見る人への写真家からの贈り物は、日常で見逃されている美を時々提示することだ。
ポスターを見て一瞬で恋に落ちた、ソール・ライター。
ファッション誌時代の作品の美しさはもちろんだけど、
日々の暮らしのちょっとした一コマを切り取った作品はどれも素晴らしかった。
初めに挙げたライターのことばがすべてを物語っている。
街を歩いているときに見つけた路地の美しさ、人の影、水面の映り込み、
普通なら見逃してしまうような一瞬を切り取っている。
「ふとした時に起こる、日常のなかでの美しい一瞬」はだれしも見ていると思う。
その美しい瞬間に気付くか気付かないかは、こころの余裕を持とうとしているか、
自分でちいさな幸せを見つけられるかどうか、だと思う。
今の時代ならインスタで共有したりできるから、「あ!この見慣れた景色もこんな美しい瞬間があったんだ!」と
共感したり。
ライターの写真を見ながら、そんな日常のなかの美しさにじーんとしていた。
日曜午後に見に行ったからか少し混んでたけど、「こんな多くの人とこの気持ちを共有してるってうれしいな」とも感じた。
展示を見た方はぜひ東急本店のショーウインドウの展示も見てほしい!
この小さなスペースだけでその世界観を表現しているのが秀逸だ。